山形県鶴岡市視察研修
参加人員 15名
スケジュール内容
日程 10月19日(水)~10月20日(木)
場所
一日目-庄内観光物産館、鶴岡市役所、致道博物館
二日目-加茂水族館、羽黒神社、白糸の滝ドライブイン
庄内観光物産館ふるさと本舗の館内は、県内の名産品を集め、観光客や家族連れで賑わっておりました。今回の研修のテーマですが、鶴岡市の空家対策をどのような形で解決し改善しているのかを直接お話を聞いてまいりました。
空家、空地の寄付を受け解体、更地、転売等により有効活用を図り、不足額分を市が助成する画期的な仕掛けを導入しました。また、鶴岡市には、最先端の「総合システムバイオテクノロジー」という新しい生命科学のパイオニアとして世界中から注目されている広大なエリアがございます。一際目を引いたのは、人口合成クモ糸の製品化に成功したことです。小島プレス工業社とspiber社がコラボし、実際、自動車のシートに使われ今年、パリのモーターショウに展示され脚光を浴びました。またクモ糸で作られたシルクとまったく同じ、艶のあるトロッとしたコバルトブルーのイブニングドレスを拝見しました。日本の繊維業界と地球環境を脅かさない関係を共存できたら、とても輝かしいものになり一筋の明るい未来が見えた瞬間でした。一日目の最後に致道博物館を見学しました。一万㎡の敷地には、藩主隠居所だった御隠殿や名勝の古庭園のほか重要文化財の多層民家や明治初期の洋風建造物、旧西田川郡役所が移設されたところでした。
二日目に加茂水族館を見学しました。ふわふわ漂うクラゲ達が、様々な色の光で彩られる「クラネタリウム」の美しさは、とても幻想的でした。最後に羽黒山にお参りに行って来ました。今回感じたことですが、アイデアは、柔軟な姿勢の中に生まれるものと実感しております。参加された会員の皆様、濃厚かつ有意義な研修だったと思いますが、これを糧に、さらに展開して下さい。ありがとうございました。